2015/06/18

外国生活での「迷子ひも」


昨今話題の子供用リードの利用について
様々なご意見が飛び交っています。


今日はちょっと違った視点から捉えたご意見をご紹介します。
 
今回フューチャーするのは
株式会社moana 代表取締役社長 山口 利紗さん

※国際モンテッソーリ協会インファントコース卒業 AMI国際モンテッソーリ乳幼児アシスタント

女性が女性を応援する新しいサービスを運営する企業【moana】を設立。
女性の抱える悩みを解決に導くためのインターネットサービスにて
様々な経験を経て自分の専門分野を活かして活動する女性を
アドバイザーとして取材、紹介するとともに、
セミナー、イベント、講演会の開催を行っていらっしゃいます。

女性にはとても心強い&嬉しいサービスですよね♪

山口さんご自身の専門分野であるモンテッソーリ教育の視点から
幼児教育・育児についてのアドバイザーとしても
意欲的に活動されていらっしゃる方です。

 株式会社moana
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moanaのlisaです。

いま日本で話題になっているという、子ども用のハーネス。
それぞれ様々な考え方があると思います。
使いたいけれど、どう思う?という事を聞かれることもあります。
私の意見としては、限られた期間のことですし、
必要に応じて利用すれば良いと思います。
...
実は私が暮らしている国では、
様々なデザインのものが当たり前に利用されています。
幼い子どもは視界からいなくなった数秒で
命の危険さえ起こりうるものですし、
この国では人の目を気にするのではなく、
全てのことが自己責任、
何かあった時に自分を守れるのは自分自身である
という考え方が浸透しているように感じます。

ここでは、救急車は自分で決めたホームドクターを通して
きちんと国に登録していないと利用できませんし、
基本的に搬送先での診察順は症状の重さではなく、
到着した順なので何時間でも待つ覚悟が必要です。
待っている間に何かあれば、自然治癒力が足りなかった
という事なのだそうです。

そういった事情や、公共の場では
子どもの声や動きで
周りに迷惑をかけないことが求められていることも
理由にあると思います。

買い物中、乗り物の中、食事中、騒がしい場合には
出ていくよう求められるのも日常的な光景です。

また歴史のある建物や構造が多いため
バリアフリー化はあまりされておらず、
バギーを使っての移動はとても大変です。

もちろん、老若男女問わず
必ず近くにいれば手を貸してくれますし、
必要でない人が駅でエレベータを使う事も、
優先席を利用することもありませんが、
歩ける子どもが
いつまでもバギーに乗っていることもあまりないようです。

私の国際コースの教官は、
3歳になるまでにバギーが溶けるようになっていればよいのでは?
と笑っていました・・・

歩きたい、歩くことのできる子どもを歩かせて自主性を重んじながらも、
安全のための制限を設けるのは大人の責任なのだと思います。

マリア・モンテッソーリも、
子どもの発達の援助には、
安全のために大人が設けた制限の中で
自由を与えることの重要さを説いています。

今の時代に合ったかたちとして、
危険なのであれば
このようなハーネスを利用することもアリなのかな、と思います。


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 なるほど…。
「外国」にお住まいだからこそ見えてくるものもあるようですね。
衣食住・生活環境も違いますし
治安、設備、歴史、信仰…子供たちを取り巻く環境によって
さまざまな考え方が生まれてくるでしょう。

こうしてたくさんの方々に
たくさんの想いを聞かせて頂いて
OSAKIもまたひとつ勉強になりました!!!

これからもdad'ccoの切なる想いが
たくさんの方々の胸に届きますように…♪

 
 
 
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